無限の網〜草間彌生自叙伝〜

草間彌生という人は知っていた。たぶん20年くらい前から。
鏡の部屋で水玉のオブジェの中にいるおばさん(失礼!)だった。
でもある時点から病的な作風が怖くなっていた。
作品を見るのを避けていた。
1998年MOMAで大規模な回顧展が行われていた。
たまたまN,Yにいたのでみる事ができた。
でも、やはりフォルスのオブジェが怖くて
作品に取り込まれそうで、私も病的になってしまうようで怖かった。

しかしその後テレビに出ている草間彌生と出会う。

ひたむきに作品を作る姿にとてもひかれた。

私はなんだか草間さんが好きになっていた。

亡くなった母に顔が似ている事もなんだか身近に思えて作品が怖くなくなった。

2005年京都にて永遠の現在という展覧会を見に行く。

タイトルの通り永遠の現在、または宇宙、曼荼羅のようなものを感じた、

なかでも「水上の蛍」というインスタレーションは宇宙に漂って

宇宙の塵になったような気がして雄大にしかし繊細に感じた。
つづく。。。